GRASSWEEDって何?

 

 ようこそ、GRASSWEEDへ。

 このサイトは、フリーで使用できるGISソフトウェアであるGRASS (Geographic Resources Analysis Support System)についての情報を共有することを目的としているサイトです。

 GRASSは、FSF(Free Soft Foundation)のGPL(General Public License)に従って公開されているGISソフトウェアで、多くの人々が利用しているソフトウェアです。日本でも利用は進みつつあり、日本の公式ミラーサイトをもつ大阪市立大学LinuxJF Project の高橋さんによる紹介のように利用について素晴らしい情報が提供されるようになってきました。

 現在ではGRASSは他のフリーウェアと同様、商用のGISソフトウェアと異なり、その多くの部分を世界中の人々の献身的な無償の作業によって支えられています。更に利用しやすい環境をつくり、その利用を進めていくことの手伝いがわずかなりとも可能であれば、という思いからこのサイトを立ち上げました。

 私は地理学者でもGIS研究者でもありません。現在の協力者は考古学を研究している者です。また、GISに精通している訳でもありませんし、英語に堪能な訳でもありません。しかし、使用するために慣れない外国語を読み、未だほとんどが不明なソフトを試行錯誤しながら使用しているのが現状です。同じ道を通る人がいるなら、不十分にせよ道しるべでも立てておきたい、そう考えています。

 他の研究領域でも同様かはわかりませんが、考古学研究にはあのEric S. Raymond の名文「伽藍とバザール」をひきつつ、研究への新たなコラボレーションを声高に標榜する人もいます。しかし、実際にそれが達成しているとは思えませんし、言っただけで何の実践的な試みもないのは、極めて残念なことと思います。隣の芝生は青く見えるのは確かですし、よい目標とすることができるかもしれません。しかし、そうであればなおさら、隣の芝生をいびつに切り取ってきて自分の庭に貼るのではなく、時間がかかってもじっくりと育てることが必要でしょう。ここはその実験の場でもあります。

 もし、いくばくたりとも、協力をいただける方がいらっしゃいましたら、是非活動の輪に加わっていただければ、と願っています。

2003.05.03 金田明大